通常総会を開催しました

Viepsは2月22日、東京都中央区銀座の中小企業会館で「第7回定期総会」を開催しました。
出席者30人(委任状を含む)で定数を満たした総会は冒頭、宍戸チェアマンが次のようにあいさつしました。

「昨年の初めは景気も回復基調を示していましたが、東日本大震災の発生、それに伴う福島第一原発の事故によって状況は一転、大変厳しい状況となりました。業界紙が報じるところによると、11年上期の国内ラベル印刷会社に関して、減収だった企業が前年比で約3.3ポイント増、減益だった企業が13ポイント増となったそう。ラベル印刷業界は、厳しい状況にあると認識しなくてはならないでしょう」
「しかし、われわれは前に進まなくてはなりません。そして今後、会社をどう経営していくのか知恵を絞らなければなりません。その一つとして、Viepsを活用していただきたいと考えています。知識は自ら勉強し取りにいくものであり、待っていても誰も提供してくれません。今後も今以上の活動を継続して、活動目的の一つである『会員と顧客の利益を第一に考える』組織にしていく所存です」

総会の議長には松浦保氏を選出して議案審議を開始しました。
はじめに「平成23年度活動報告」(1号議案)では、宍戸チェアマンから▽公式ブログの開設▽会員企業の紹介▽勉強会・情報提供▽メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)活動▽外部活動、以上5点にまとめて活動を振り返りました。
公式ブログについては「出席できなかった会員への情報提供・共有目的以外にも、会員外への活動内容の発信に機能しました」と評しました。
勉強会については、特に7月に実施した新潟県のフォーワテック・ジャパンと三條機械製作所の工場見学会に触れ、「貴重な経験をした」と述べ、またMUD活動については「『MUDアドバイザー』の資格取得者が会員から数人誕生しました」と報告。宍戸氏は会員の社会意識の向上を評価して、今後の継続的な情報提供を約束しました。

また、「平成24年度活動方針および事業計画案」(4号議案)では、BCP(事業継続計画)について言及。
宍戸チェアマンは「大震災を経験して、自社の基本データや版型データ、顧客データをどう管理すれば良いのか、非常時を想定した事業継続の重要性を痛感しました。日々のバックアップ管理から災害時対策まで、BCPの有効な手段を研究していきます」と説明したほか、4つの活動骨子を説明しました。
これらを含む全5議案はすべて可決承認されました。
終わりに宍戸チェアマンは「今年もViepsの基本理念や活動指針のもと、組織運営を推進していきますので、引き続きご協力をお願いします」と結び、決意を新たにしました。