定期総会を開催しました

Viepsは2月26日、東京都中央区銀座の東京都中小企業会館で「第9回定期総会」を開催。平成26年度の事業計画案および収支予算案、活動方針などが上程され、審議しました。

定刻の18:30に開始された総会は、冒頭、司会を務める事務局の佐藤隆志氏が総会の出席者数を発表。39名(委任状を含む)と定足数を満たしていることを宣言しました。
続いて宍戸チェアマンが「昨年の総会はインフルエンザで急きょ欠席してしまったため、2年振りの出席となります」と笑顔であいさつした後、議長に㈱フナミズ刃型製版の木原一裕社長を指名。木原議長のもと審議された全5号議案は、すべて可決・承認されました。

主な内容は次の通りです。
◇§1 平成25年度活動報告
・昨年1年間で実施した勉強会・通常総会・大阪ツアー・暑気払い・運営委員会
など全15の項目と内容をリスト化して実施概要を説明
・会員数は現在44社。このうち同年度の新規加入は4社(㈱カナエ、㈱清宮
シール、永井印刷㈱、㈱サカヱ彫巧社)。
◇§2 平成25年度会計報告および監査報告
・監査役の山下庫太氏が監査意見書を読み上げ適正と確認
・審議の末、一同承認
◇§3 平成26年度活動方針および事業計画案
・後述
◇§4 平成26年度予算案
・審議の末、一同承認
◇§5 その他
・後述

今年度の活動ですが、まず毎年恒例の「工場見学」は6月の実施が決定。場所は、Vieps会員の生産現場訪問と印刷機メーカーの工場見学をセットとした、東北エリアへのツアーとなります。
次に、10月実施をめどに組織外へ情報発信を行うという、Vieps主体の初の講演会開催に関する実施計画が発表されました。Vieps結成満10年を控え、これまでにない大きなトライアルに今から期待が高まります。

その他項目としては、首都圏以外の会員や欠席した会員のフォローアップを睨んで、勉強会の動画配信を実験的に数回行うことを発表。これに関連して、関西の会員が増加していることを背景に「こちら(大阪・京都)の会員で勉強会を実施することはできないか」と相談。これについて“関西版Vieps”の実施をサポートすることを確認しました。

こうして総会は終了。間もなく10歳を迎える今期は、予定を含め「東北ツアー」「イベント主催」「動画配信」「関西グループの始動」と初モノ目白押し。時代と共に進化していくViepsから、ますます目が離せません!

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宍戸伊助チェアマンあいさつ要旨

仕事・業界行事・勉強会などでお会いする方々から、よく「Viepsは活発に活動している」という嬉しい言葉をいただく。
印刷業界の組合や団体は、一部を除いて縮小傾向か名ばかりの組織と化しているように感じられる。なぜそうなったのか。周囲の状況を見ることなく自分たちの中でしか物事を考えられない・印刷会社とメーカー/ベンダーの間でしがらみがある・外部の考えを取り入れられない――。私見ながら、規制の中でしか行動できないからではないだろうか。

Viepsの会員は、中小規模企業の経営者が多い。そんなわれわれは、自社の努力・営業力・情報力で仕事を獲らなければならない。ここには、少しでも多く何かを学ぼうとする人、仲間を見つけて人脈を作ろうとする人、自社の工場運営や営業活動に活かそうと考える人が集う。目的はそれぞれ異なっても、共通してそれぞれ皆「熱意」と「意欲」を持っている。この熱意が共感を生み、共感があるから活動も自然と熱を帯びる。それが周りに伝播することで組織はより活発化するのだと私は感じている。

われわれViepsは、メーカー/ベンダーや異業種との勉強会を通じて「新しい情報」を入手し、また同業者と「情報の共有・機械の共有」を実現しすることで、「会員各社の方向性」「新規事業の展開」「会員とお客様の利益」を考える手段の一つとして、これまでも・これからも存在意義を発揮するものと確信している。