11月の勉強会報告

任意団体Viepsは11月22日、月例勉強会を実施しました。

今回はいつもの銀座を抜け出して、デジタル印刷機メーカーを訪問。品川区北品川の㈱ミマキエンジニアリング東京支社のショールーム視察に、会員20人が参加しました。

会議室に集まった会員へ、はじめにJP事業部東京営業所湾岸グループの長谷川曉宏リーダーが歓迎のあいさつ。続いてJPマーケティング部SGグループの新久宏リーダーが講演を行いました。

会社概要を紹介した同氏は、広告・看板の「SG(サイングラフィック)」、工業製品・小物類の「IP(インダストリアルプロダクト)」、布地・衣料品の「TA(テキスタイルアパレル)」の3つの事業ポートフォリオを次のように概説しました。

「当社の主軸を成すのが、ラベル印刷会社各位にも設備いただく大判インクジェットプリンタ(IJP)を擁するSG事業です。フラットベッド型IJPのIP事業は、目下スマホケースのプリント用途がけん引。これは元々スクリーン印刷で製造されていた分野で、小ロット化が進みIJへの置き換えが増えています。またTA事業についてはのぼりのほか、ポリ素材のユニフォームをIJPでプリントするスポーツアパレル用途として近年急拡大中です」

新久リーダーはほかにも、1ジョブの平均印刷枚数構成比といった、ラベル印刷市場のデータを引用。グラフを確認しながら同社IJPがどの層をターゲットとしたものかを説き、同社ユーザーのビジネス実例を挙げて有用性を訴えました。

その後、ショールームへ移送。長谷川リーダーが引率役を務め、2フロアを視察しました。

ソルベントインクのプリント&カット機「CJV150シリーズ」をはじめ、A2・高さ153mmまで対応するフラットベッド型「UJF-6042MkⅡ」、また最も小型なフラットベッドカッティングプロッタ「CFL-605RT」などを、デモを交えて視察。また8月に発表したUVインク採用のプリント&カット機「UCJV300シリーズ」は、独自の「4層プリント」に背面から光を当てると絵柄が変わるという特殊プリント機能が特徴。ライトを当てデザインが一変する様子を目の当たりにして、参加者から驚きの声があがっていました。

ほかにも平版プロッタ各種に最新の3Dプリンタ、ショールーム一画に並ぶ多種多様な商品モック群を時間いっぱい見学しました。