7月の勉強会報告

任意団体Viepsは7月19日午後4時から、東京都千代田区飯田橋の大塚商会本社で7月度の勉強会を開催。当日はZoomによるオンライン参加も可能なハイブリッド形式で執り行われ、会員ら13人が参加しました。

今月のテーマは、目下経営者の頭を悩ませている「電子帳簿保存法」「インボイス制度」への対応と今後の電子化について。大塚商会担当者によるそれぞれの制度に関する概要、これにDX(デジタルトランスフォーメーション)を含めた事務業務の電子化の動きについて概説いただき、その後ショールーム視察を行いました。

今回はあいにく、事情により勉強会の内容は非公開となり言及することができません(文中の写真はご厚意でお手配いただいたものです)。会場としてご提供くださいました同社本社2階のホールは、さながら講演会やシンポジウムを行う市中のイベントホールそのもの。オンラインでの同時放映のための設備一式も充実していて、現地参加組とそん色なく2大テーマの講演に耳を傾けました。

もっとも、リアル参加でもオンラインでも難しかったのは、講師の方や設備の問題ではもちろんなく、精度の難解さに起因するもの。グラフなどの図案や写真やイラストを交えてスライド、さらにはそれらを実現する大塚商会のソリューションにまで紐づけしてプレゼンいただけ、とにかく難しい制度を整理して理解を進めることができました。

講演後には、ホール入口付近のエントランスがそのままショールームになっていて、まさに直前に講演いただいた電子帳簿保存法に対応したオフィス機器類を視察。ごくわずかな処理作業だけで、後は自動的に必要な電子帳簿保存をしてくれる複合機とそれを起点とするソフトウエアなどを、解説員が一から順序立てて受信から保存完了までを目の前で実演してくれました。

電子帳簿保存法しかりインボイス制度しかり、必ず対応しないといけない制度改革を来年に控える中である会員は「何せ複雑かつ煩雑な改正法で、目下何から着手したらいいかも分からず全容が見えなくて」、だから今日慌てて参加したのだと浮かない表情。「資金さえ許せば、まるまるお任せしてしまいたいくらいだ」と切実に語っていました。

それ以外にも、大塚商会は各社プロダクションプリンタやインクジェットプリンタの代理店業務も請け負っています。パンフレットや印字サンプルを展示する中で、特にEpsonのデジタルラベル印刷機SurePressを取り扱っていることを筆者は初めて知りました。

大変立派な会場をご提供くださり、講演とショールーム視察の2本立てで理解促進を支援いただきました大塚商会さんに、あらためて感謝いたします。救いの手を求めて会員企業が駆け込んだ際には、ひとつよろしくお願いいたします。