忘年会を実施しました
任意団体ヴィープス(木原一裕チェアマン)は12月11日、年末の風物詩である「忘年会」を実施。師走の多忙な季節ではありますが、事前にスケジューリングしてもらい会員ら23人が参加しました。
ヴィープスは設立から長きにわたり、銀座の中小企業会館の会議室を借りて毎月活動をしてきました。コロナ禍になり、クラシックな建物ゆえネット環境が未整備なのもあって、現在もっぱら利用する文京区役所内の会議室に移ってきた形です。そうした名残や設立時の精神を忘れないための思いも手伝ってか、〝忘年会は銀座で〟という習わしがあるようです。知らんけど。 会場に選んだのは「淡路島と喰らえ 銀座コリドー店」さん。淡路島といったら、玉ねぎの産地と上沼恵美子さん曰く「私の庭」というイメージが強いですね。淡路島の料理とは一体何だろうかと期待が高まります。
早速皆が揃ったところで、木原チェアマンが開会のあいさつ。1年間の運営に対する理解と協力に謝辞を述べつつ、今年新たにメンバーへ加わった2社についても触れながら「こうして新しい仲間を迎えて忘年会ができるこをとてもうれしく思います」と歓迎の言葉を述べました。
あいさつを経て、皆で盛大に乾杯!お酒にピッタリな先付けに次いで、淡路の海で獲れたタイやタコが盛られた刺身盛りはとても甘く身もしまっていて上質でした。
次いで前半のメーンはやはり玉ねぎ。よく旅館の夕食などで固形燃料を燃して卓上で一膳用のミニ鍋やミニ鉄板焼きを給仕されますが、玉ねぎがデーンと1つ乗った岩盤焼きが出てきました。なかなかに珍しいというか大仰というか、玉ねぎ1つ丸々?!と思いましたが、火の通ったアツアツの玉ねぎは実に甘く何ともトロットロ! 硫化アリルなる涙を誘発する玉ねぎ特有のあのツンとした成分はもちろん飛んで、食べる価値ありなメニューでした。玉ねぎなんて…と中には手を出さなかったメンバーもいましたが、食わず嫌いで損しましたね(断言)。
お気づきの通り、写メ撮るのを一切忘れました。集金して会計して領収書全員分書いてもらって配布して…の業務で後れをとり、テーブルに溜まったお料理へ急ぎ箸をつけてしましました。せめてもとお店のお写真をお借りします。淡路牛に土鍋ご飯まで、とても贅沢なコースで皆満足度の高かった忘年会となったことは胸を張ってお伝えします……!
お世話になった、大変素敵なお店のホームページはこちらです。
■淡路と喰らえ 銀座コリドー店 https://xn----97t9dwftiyeojkf5490a61l52phybict6k7zjgh376viu4gtpn3rf.com/
「文具女子博2024」に行ってきました
さて、12月はまだもう一つ活動報告があります。ヴィープス運営委員を中心に有志で14日、横浜市西区みなとみらいのパシフィコ横浜で開催中だった「文具女子博2024」の視察に7名で行ってきました。
当日は正午に会場エントランスに集合。文具女子博の存在は知ってはいても、実際に参加・来場したのは初という人が大半です。10月のラベルフォーラムジャパンの会場見学でも活躍した「viepsフラッグ」が再び登場して、はじめにわれわれの会員でもある村田金箔さんのブースに御旗のもと全員で向かいました。
ウチハク」という箔を自宅で手軽に転写してデコレーションが楽しめる商材が大人気。日ごろわれわれがラベル印刷機や加工用の平圧機などにかけるアレを、一般の方が色違いでまとめ買いする姿を目の前にして、何とも形容し難い不思議な光景に映ったようでした。もちろん一般的な工業用途の箔材とは巻き量・幅はもとより箔の裏面の処理はウチハク専用で異なりますが、それにしても村田金箔さんが文具女子相手に箔を棚買いさせる商材を作り上げた事実はお見事の一言に尽きるのでは。
続いて同じく会員企業であるカミイソ産商さんのブースへ。「SAIEN」ブランドをはじめとする水彩画のようなマスキングテープや、かわいいフレークシールなどが目を引きます。面白かったのは、同社は「エースラベル」と銘打つ食品スーパーなど流通小売向けの規格ラベルを手がけているのですが、まずは写真を見てください。総菜の容器にマスキングテープを4~5個入れて『今日のおすすめ品はこれ!』というキャッチシールを貼り、本来商品名や原材料、賞味期限、製造元とバーコードを印字する表示シールには、『販促ラベルマスキングテープ盛り合わせ【国内産】』の商品名と本体価格の1,000円の表記が。 売り方一つでこうも目を引き、日々BtoBの場面での持ち味をBtoCの場面でちょいと本域を見せて説得力を示すやり方。モノさえよければ売れるというものでもなく伝え方、売り方のパッケージングも重要なのだということを実体験しました。
(カミイソ産商さんのものは右側です。左側もよくよくデザインされたユニークな付せんですね)
その後は自由時間として各々で視察しました。まあそれにしても会場は人の山・山・山!レジを待つ40分(!)の間によくよく考えました。
ここにいる全員は、有料の入場券を買って、モノを買いに来ているわけです。考えたらすごいことではないですか、お金を払ってでも買い物がしたいという世界。ほかにもラベル印刷会社も複数社出展していて、普段スーツ姿や作業着姿でお会いする方がエプロンを下げて店頭に立っていました。ここまで滑った転んだを繰り返した末に確立した各社のBtoC型ビジネルモデル。尊敬しかないです。
視察後は全員で昼食会兼慰労会。中華料理に舌鼓を打ちつつ戦利品を披露し合い、興奮と高揚感のまま今日の感想を饒舌に語りました。
今日、誰もが感じたはずです。「買う側でこのまま終わるのか、それとも売る側を目指すのか」。ヴィープスとは本来、印刷会社もメーカーサプライヤーも隔てのない、フラットな仲間。全員のナレッジを持ち寄ったら、誰にもまねできないモノやコトが創り出せるのではないか、「そのためのプラットフォームではないのか」。共創型ものづくりへ、そのキックオフが今日だったのか、といつか懐かしく振り返る日がくることでしょう。
(写真は当日わざわざ大阪からご参加くださった左前の谷口真司氏からお借りしました。とてもよい写真です!)
有志でさらに2次会を行い、ディープな野毛エリアへ。ふと入った居酒屋さんの2階の座敷で時間を忘れ、前向きで発展的に未来と将来を議論し合うなど何とも愛おしい時間を過ごしました。
いつでもヴィープスは、意思ある方に門戸を開いています。見学からでももちろん大歓迎。その知恵、その技術、その思いとパッションを届けてください!
新しいこと、これから始めます。2025年のヴィープスもぜひご期待ください。