忘年会を行いました

Viepsは12月15日、忘年会を行いました。
ここ数年は、毎月の東京・銀座を離れて、会員企業も多い神奈川県・横浜は中華街で忘年会が執り行われています。今年は、横浜中華街の中でも評判の高い中華菜館同發別館を舞台に、30名以上が参加しました。

当日は、9月下旬にベルギー・ブリュッセルで開催された「ラベルエキスポヨーロッパ2012」を視察した会員2名による報告会が行われました。
はじめに、㈱フナミズ刃型製版の木原一裕社長が登場。木原社長自ら撮影した企業の出展物や会場の様子をスライドに投写しながら、注目の技術や最新資機材を紹介、展示会全体の傾向に言及するなどしてていねいに解説を行いました。

これ以外にも、イタリアのラベルコンバーター3社を視察した企業訪問リポートでは、企業ごとの所有設備とメーン分野、経営方針や近年の企業戦略を詳らかに紹介したほか、ベルギーとイタリアの街角スナップも披露。関心あり笑いありの30分間、木原社長の報告で会員は束の間のヨーロッパツアーを疑似体験しました。

続いて、㈲啓佑社の山下庫太社長が「世界ラベルコンテスト」の講評を行いました。

全日本シール印刷協同組合連合会(JFLP)で技術委員長を務める山下社長は、ラベルエキスポヨーロッパの開催前日に行われた世界ラベルコンテストの審査会にJFLP代表の一人として出席。当日数時間に及んで繰り広げられた、FINAT(欧州)やTLMI(米国)、PEIAC(中国)など世界の団体との丁々発止の討論の様子と共に、世界ラベルコンテストでは「印刷物の何を見て判断しているか」「JFLPの最優秀作品、日本の印刷技術はどう評価されているのか」「世界の印刷水準はどういったものなのか」「中国の印刷技術について」等々、裏話なども交えつつ持論を語りました。
山下社長はコンテスト全27部門の各最優秀作品の寸評、そのうち7部門の最優秀賞と1部門の審査員特別賞を獲得したJFLP代表の作品評価まで、精緻な分析と的確な解説でラベル印刷の“世界基準”を会員に披露しました。

その後、宍戸伊助チェアマンのあいさつに次ぎ、㈱佐々木シール製作所の佐々木龍二社長が乾杯を発声。会員はお互い今年一年の労をねぎらいながら懇親を深め、夜が更けていきました。

なお、来年初回の勉強会は1月16日(月)、中央区銀座の中小企業会館でM&Aに関する内容を予定しています。Viepsの活動にご興味のある方がいらっしゃいましたら、体験参加も承っておりますのでご遠慮なくお問い合わせください。
2012年もよろしくお願い申し上げます。