12月の勉強会報告

Viepsは12月16日、中小企業会館で㈱Too販売促進部ゼネラルマネージャーの渡邉順哉氏ほかを招き、クラウドサービス「D-trans backup」をテーマとした勉強会を開催しました。メンバーら20人が参加しました。

勉強会では最初、担当者による同社の概要を説明。それによると同社は1919年(大正8年)に創業した歴史ある企業で、印刷産業のデザインに関連する資機材の開発・販売事業を展開することにより、順調に企業規模を拡大。
1979年には、「紙焼き」工程を低コストで作業できるシステム「デザインスコープ」を開発・販売したほか、その後もデザイン用複写機「200Jグラフィックタイプ」を開発、販売を手がけました。
さらに、デジタル技術が印刷業界に大きな役目を果たすとの判断から、1985年には、アップルコンピューター「Macintosh」の取り扱いを開始。それに付随して、1993年からは、アドビシステムにおける販売代理権を取得するなど、印刷会社のビジネス展開に貢献することで、高い信頼を獲得し、今日に至っています。
同社は勉強会の中で、印刷事業にデジタル技術が浸透することにより、これまでとは異なる部分での課題も生じていることを指摘します。その一つが「BCP(事業継続計画)」。

2011年に発生した東日本大震災を教訓に、印刷データや日常業務に関連する販売管理データなど重要なデータを社外で補完するクラウドサービスの有効性に関連した「遠距離バックアップ」の実現を訴求しました。
同社では、クラウドサービス「D-trans backup」事業を推進しており、その機能を解説。同サービスは、東京と九州の2拠点に構えるデータセンターで分散バックアップする点が特徴です。長期間の業務停止に対するリスク回避を実現する一方、データを自動的に暗号化して送信されるためセキュリティーに対応するため、取引先に対する信頼維持につながる点を強調しました。

さらに、サービスの価格に関しても、他のサービスと比較して低価格での提供が可能であり、中小規模の多いラベル印刷業界でも、有効活用できる点を紹介していました。
勉強会では、実際にモニターを使用してデータのバックアップを実演。参加者に対し、容易な操作性を訴求していました。

株式会社Too
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