定期総会を開催しました

Viepsは2月25日、銀座の中小企業会館で「平成26年度通常総会」を実施しました。任期満了に伴う役員改選が決議され、審議の結果、宍戸伊助チェアマンの続投が決定。2009年の初就任以降、4期連続7年目となる新体制がスタートしました。

総会は冒頭、委任状を含め43人の出席人数を確認して会の成立を宣言。開始した総会は、宍戸チェアマンのあいさつに次いで、早速1号議案「平成26年度活動報告」と2号議案「同収支決算報告」(2号議案)の審議に移りました。

昨年度の活動報告においては、6月に実施した山形県での研修会について言及。Vieps会員でもある進和ラベル印刷㈱の本社工場(上山市)と、ラベル印刷機メーカーである㈱太陽機械製作所(寒河江市)を訪問したことを報告しました。このほか、SCREENホールディングス(旧大日本スクリーン製造)のショールームホワイトカンバスMON-NAKAを訪問しての勉強・見学会や、毎月の印刷に関わる技術動向や最新製品情報に関する勉強会から、労務や経理、経営学に関する勉強会まで、多彩かつ幅の広いViepsの活動の軌跡が報じられていました。

また昨年度は、新たな試みを実行した年でもありました。
昨年一年間で新たに5社が入会し、現在総会員数が48社という大所帯となったVieps。東京・神奈川・埼玉など首都圏の会員以外にも、長野や関西のほか、四国や福岡の会員も加わるなど日本各地に仲間が増えてきました。
こうした背景を踏まえて、まず前年度は「関西での勉強会を初開催」しました。関西以西に本拠を構える会員企業は10社を超えたことを受けたことを受けての試みで、本年度についても“Vieps関西”の実施支援を明言しました。

次に、欠席者へのフォローや遠隔地の会員向けの措置として、勉強会の動画撮影を実施。これについては撮影・編集などの外注費用を要するため、動画再生回数なども鑑み検証した上で、今後は必要に応じて判断していく方針です。
このほか今年度の動きとしては、6月には九州方面への企業見学会を予定。そしてVieps設立から10周年を迎えることを受け、秋口をめどに会員外企業も参加できるような小規模セミナーの実施を提起しました。

5号議案では、冒頭の役員改選を審議。宍戸チェアマンの続投が決まると共に、新役員の就任を採択しました。こうして全6号議案は、すべて賛成多数で可決承認。職務7年目と、歴代中もっとも在任期間の長い3代目宍戸チェアマンが舵を取る、Viepsの新年度がスタートしました。

宍戸チェアマンあいさつ(要旨)

昨年はアベノミクスの加速で株価上昇、円安効果で大手企業を中心に収益の大幅増を出したが、ラベル市場を取り巻く経済環境は原材料の高騰、製品価格の安売り競争で依然として厳しい環境下にある。
経営者は、どうすれば中小零細企業が今の状況から抜け出せるかを常に考え続けなければならない。また会社を「工夫」「努力」「情報」で発展させなければならない。先頭に立ち、問題を一つ一つ解決していくことこそが一番の近道となる。
そうしたとき、われわれは微力ながら役に立つと思う。勉強会の情報のみならず、会員同士の交流、メーカー各社との交流を深めることでメリットがあり効果を発揮できると考える。