定期総会を実施しました

任意団体Viepsは2月22日、東京都中央区銀座の中小企業会館で「平成28年度定期総会」を開催しました。任期満了による役員改選を迎えた今回、審議の末、宍戸伊助チェアマンの再任を採択。これに伴い、3代目チェアマンの在任期間が過去最長を更新する形となりました。

44人(委任状含む)が出席した総会は、運営委員の木原一裕氏を議長に指名して審議を開始しました。

1号議案「平成28年度活動報告の件」では、3月にデジタル印刷機の実機見学を行ったザイコンジャパンの訪問、6月の札幌研修旅行、そして設立後初の催しとなった10月の記念式典と懇親会実施などを報告。また3号議案「平成29年度事業計画案」では、今年度の活動予定として、3月に京都、6月に広島での研修会実施を決議(なお6月の広島はその後諸般の都合で一旦白紙となり、別のエリアを再検討中です)。

5号議案の役員改選では、一部メンバーの入れ替えを採択し、新体制が発足。こうして全6議案はすべて可決・承認され、無事閉会しました。

なお今期から、運営委員も勉強会の企画運営に携わることとなり、これまでにない視点のもと柔軟で新規性のあるテーマが増えそうです。今後のViepsにご期待ください。体験視察、見学はいつでも大歓迎です。

宍戸チェアマンあいさつ

ラベル新聞の調査によると、2015年のラベル印刷市場は6,200億円と、印刷産業が厳しい状況にある中で前年より0.4%伸びているそうです。
昨今はインターネットの発達やモバイル端末の普及でネットショッピングが好調ですが、その陰でカタログやチラシ印刷が減少中。また企業内ではペーパーレス化が推奨されるなど、社会全体で紙離れが加速しています。

伸長するラベル市場で利益を得ているのは一部の大手企業で、われわれ中小零細企業は“儲かっている”実感がありません。「同設備・同品質の印刷物の増加が没個性化を招き、差別化のため『低価格』を売りとする企業が増え業界全体の価格低下を招いた」ほか「人と技術の不足で高品質化や短納期化に対応できない」「営業力不足で売上が減っている」などといった要因が考えられます。
経営者にとって大変厳しい経済状況が続きますが、これら課題を克服しなくてはなりません。〈多品種小ロットへの対応〉〈スキルアップによる高付加価値印刷への挑戦〉〈品質と生産効率の向上への挑戦〉を、各社実践していくことが求められています。

私達VIEPSのミッションは、会員各位の▽新規情報の入手▽機械と設備の共有▽事業戦略の立案・新規事業の展開・クライアントの利益創出の支援。それが組織の存在意義であると確信しております。
今年度も皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。