5月の勉強会報告
任意団体Viepsは5月16日、中央区銀座の中小企業会館で㈱メディア テクノロジー ジャパン(MTJN)を招いて勉強会を開催。約20人が参加しました。
同社のシール・ラベル向けソリューションを知ることを主眼としたプログラムは、はじめにI.P.S営業統轄部の鈴木睦二担当副部長が登壇。アドビ社「イラストレーター」のプラグインソフト「Pack#(パックシャープ)」について説明しました。
同氏は「クライアントからの要求は『印刷の高品質化』に『差別化』、そして『リスクマネジメント』。その一方で、現状はどうかと言えば『納期は短くなる』『材料費やコストは上がる』『ロットも小さくなる』、さらにこうした『要求に応えようと設備投資するなどして負荷もお金もかかる』――」
「この構造的な“不均衡”に対して、印刷会社各位はどう差配していくか。当システムはワークフローを見直し改善を図ることで、コストを削減したり工程を簡略化したりするもの」と定義し、機能と効果を端的に解説しました。
パックシャープの国内実績などを告げた後、インキの置き換え・統合の管理を行う「インク#」や、熟練度が求められるトラップ作業を効率化する「トラップ#」といった機能的な特徴を詳しく説明。ミスやロスをなくし作業移管の削減と効率の向上に寄与すると同氏は有効性を訴えました。
続いて、B.I統括部の佐々浦映展担当副部長が担当して、モックアップ作成や社内プルーフ、色校正に有効なソリューションを概説しました。
用途に応じた構成群を説明する中で、特色の色校正向けのワークフローや金箔のプルーフといった多彩な事例を説明したほか、MTJNが代理店販売を務める伊・カルテスのレーザー加工機なども紹介。プリプレスからポストプレスまで、同社が抵抗するトータルソリューションを訴えました。