忘年会を行いました
任意団体Viepsは12月11日、忘年会を実施しました。
※写真は昼間に撮ったものです。昼間から飲んでいた訳では決してありません
1年を締めくくる大切な行事、待望の忘年会の前にも(少しだけ)お勉強を欠かさないのが、Viepsの昔からのならわし。とは言え毎月の月例勉強会よりは時間を短縮し、小一時間ほど会員企業であるコニカミノルタジャパンの「世界のデジタル機トレンドとラベルエキスポ報告」を受講しました。
9月にベルギーで開催された「ラベルエキスポヨーロッパ2017」に出展し現地で同社ブースに立ったという須田徹部長は、まず、同エキスポで収取したデジタル印刷機のトレンド、トピックス、新製品情報などを、コメントを付しながら一挙総括。HP Indigoのデジタル加飾については、箔やニスによるワンパスの加飾表現「HP IndigoGEM」をピックアップ。IJ ユニットによりデジタル箔やスポットニスなどの加工を行う米のベンチャー企業JetFX との共同開発同技術のほか、「さらに輝度を高めたシルバーインクも見られた」などと説明しました。
その上で電子写真方式とインクジェット方式のマーケットの差異や技術比較を説明しながら「ポジショニングや提供する価値が異なるので、例えば最大手であるHP Indigo同じ電子写真方式を採用するコニカミノルタのデジタルラベル印刷機『Accurio Label 190』でも、重なり競合する部分とそうでない部分が異なっている」などと具体的実例や比較データ、導入実績などを交えつつ、デジタル勢力図に言及しました。
次いで、AccurioLabel 190を導入するイタリアの企業について紹介しました。
D.M.ラベルは1993年創業の印刷会社で、食品やワイン、飲料、医薬品などのラベルを製造しています。約1年前に導入したという同機のほかにはフレキソ印刷機を設備する、企業規模としては、イタリアではごく一般的な中小企業、といったところのようです。
運用状況について同氏は
- 月間の印刷長は15kmで300ジョブをこなし、500枚から1万枚のジョブが多い
- コンベンショナル機との使い分けは、ラベル2万~2万5,000枚をボーダーに、それ以下をデジタル印刷機
- コンショナル機で行っていたジョブからの置き換えも順調で、印刷方式の違いによるトラブルはなく「フレキソよりデジタルの方が印刷品質がよい」との評価も
- 朝USBにデータを入れたクライアントが「当日中に1,000枚欲しい」と来社するケースも。Accurio Label 190のプリプレスデータ処理は、デザインと枚数を指定すれば紙幅に応じて面付けが自動で行われるため、容易なセットアップで超短納期にも応じられる
などと解説しました。
その後、中小企業会館から徒歩至近の毎年おなじみとなったスワンカフェに移して、待ってましたの忘年会。講師も交え、一年間の労をねぎらいながら会員20人超で盛大に忘年したのでした。