10月の勉強会報告
任意団体ヴィープス(木原一裕チェアマン)は10月15日と11月19日、Zoomでオンライン勉強会を開催しました。講師は9月に引き続き、㈲サステイナブル・デザイン社長の西原弘氏。今期の活動テーマ『人と地球に優しく』のもと全3回で企画された全3回の「ヴィープスSDGs勉強会」となりました。
2回目のタイトルは「会社と社会の関係性」。9月の初回終了時に、西原氏から宿題が出されました。それは、「自社の経営資源でできることで、まだやっていないことは何か」考えてみましょう、というもの。事前に渡されたA4シートに記入して、参加者がそれを発表する形式となりました。
西原氏は「ステークホルダーの視点;顔の思い浮かぶ具体的な人々」を想定し、▽SDGsを何の機会にしたいかを考えてみる▽何のために、どうなりたいかが先▽何を、どのようには後、と助言して次の視点で考察するように指摘します。
シートには次のような項目が並び、会員らはこれを埋めていきました。
①経営理念…自社が何のために存在するか再認識する
②ヒストリー(沿革)…イノベーションの履歴を振り返る
③事業活動…〈誰に〉〈何を〉〈どのように〉〈強みは〉の項目を埋め、今存在できている理由(企業価値)を再考する
④サプライチェーン・ステークホルダー…影響力をおよぼせる範囲を洗い出す
⑤今後の優先課題とすべきゴール…①から④まで総括して、SDGsの17のゴールに当てはまるアイコンを⑤として選択してみる
当日は前回の振り返りと簡単な座学に次いで、出席した全会員の発表に耳を傾ける形で進行。発表者は西原氏によるコメントと検証・助言を通じて、気づきや発見を得ながら自身の発表内容に客観性が加わり内容をブラッシュアップ。また会員もあらためて相互に企業の特性や価値を知り、それがどういったSDGsに結実していくのかを追体験することで、ケーススタディーを通じ分かるようでわからないSDGsに対する理解を深めていきました。